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令和4年度 第45回「秋季合同例会」

2022年9月18日 令和4年度 第45回「秋季合同例会」が栃木県文化センター第3会議室にて開かれました。 

審査員: 関東本部委員 髙塩定男氏 

総評: 今回、初めて審査委員を仰せつかり、非常に緊張する合同例会となりました。いざ、例会が始まり沢山の力作を前にして、今まで培ってきた感性を頼りに自分なりに選びました。選んだ作品の作者との思惑が違うものもあり、各人の感じ方の違いもあるので、是非別のコンテストにも挑戦してみてください。お陰様で、何とか大役を果たすことができました事、役員はじめ会員のお陰と感謝しております。

金 賞 「一心同体」 大岡博美(個人会員)

長い年月を共にした人物と犬との信頼関係、強い絆が伝わってきます。また、犬のとぼけた表情が印象的です。背景をもう少しぼかした方が、さらに人と愛犬の結びつきが強調された気がします。

朝日新聞社賞「見返り美人」北﨑英信(サン支部)

さりげない横顔に、黄色の花びらが黒髪の飾りのように配置され、品のある作品に仕上がっています。

全日本写真連盟賞「思い出」  小林トミ子(横川支部)

お祭り大好きだったであろう、おじいさんと配偶者(?)2人の写真を手に持つ女性。本来ならば、山車の引き手であったかもしれない2人に、せめて写真での参加を、との遺族の心情がしっかり伝わってきます。

銀 賞 「猛吹雪の出港」 柳澤サンティ(足利支部)

横殴りの猛吹雪の中での出港の決断。天候の回復を願い、漁場に向かおうとしている仕事の厳しさが感じられます。 激しい風雪の状況をみごとに捉えた作品です。

銀 賞  「僕もお花見」  吉田文彦(横川支部)

満開の桜の下での、まさに犬のお花見。心安らぐひとときです。後ろの桜のぼかしも、犬の表情を引き立てています。桜に代表される「春」の雰囲気がうまく醸し出され、観察力の高さを感じます。

銅 賞 「春に一歩」 永島勝次(足利支部) 

深みのある赤い花の、順番に咲いていく様子が、手に取るようにわかります。春を待っていた花々が、これからダンスをする序章のようです。毎日の観察の賜物でしょう。また、花への光の当たり方がとても良いです。

銅 賞 「春の訪れ」  川上幸生 (足利支部)

親子が、お花畑をさりげなく見ている情景を額縁の中に取り込み、一枚の絵のように仕上げた作者の工夫が良いです。また、瞳に写りこんでいるようでもあり、面白さを感じます。

銅 賞 「もの静か」 金成照子(個人会員)

静かな空間に、それぞれ特徴のある花が映し出され、初夏独特の空気感が漂ってきます。光、絞りの設定、背景の処理が素晴らしいです。

栃木県本部長賞 「フェイス」 鈴木克彦(サン支部) 

写真の面白さが発揮されており、独特の作者の世界観が投影されています。不思議な空間に造作された2つの顔。光と影が上手に表現されています。

栃木県本部長委員賞 「冬の海岸物語」 新井辰男(足利支部) 

冬の海からサーファーが帰る。その時間帯の潮の色の不思議なグラデーション、造形が素晴らしいです。なかなか、出会えない光景だと思います。

秀作

「陽を受けて」 中澤正男  烏山支部

「お祭り初デビュー」 中里文明 宇都宮支部

「チューリップの舞」 福田英幸 那須支部

「光る朝」 金子利市 足利支部

「妖しい春」 伊藤辰明 那須支部

「親子競演」 深澤義雄 横川支部

「絆の時間」 粕谷和幸 烏山支部

「木目アート」 弓座勝利 個人会員

「雨音」 北向誠 横川支部

「祭りの日」 江川清 横川支部

入選

「夏!」 高山尚子 烏山支部

「村祭り」 管野千代子」 那須支部

「木漏れ日の道標」 伊藤茂雄 横川支部

「初レモン」 矢橋寿夫 サン支部

「夏の夜の感動」 八木橋裕司 足利支部

「夏の宵」 島田繁男 高根沢支部

「竹林作業」 戸澤一浩 佐野支部

「親子でなかよく」 佐藤關砆実子 足利支部

「メイストーム」 山本長衛 佐野支部

「希望」 國保清子 横川支部

「願いを込めて」 鈴木康市 横川支部

「お姉ちゃんだよ」 堀江京子 横川支部

「月出づる頃」 塩野いくお 烏山支部

「一体感」 戸井田裕俊 高根沢支部

「作業帰り」 佐川栄治 那須支部

「生命の響き」 黒崎修一 烏山支部

「初体験」 本田みち子 横川支部

「蜃気楼の中の飛行」 半田智彦 宇都宮支部

「風に踊る」 荒井千代子 個人会員

「突然の日蝕」 畔田貞明 足利支部

以上

 

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